桜前線も東北地方まで到達し、日本列島も春本番の季節になってまいりました。機窓からも春を感じられる今日この頃、イベントプランニングチームでは有視界飛行を思う存分楽しんでいただけるイベントをご用意いたしました。
その名も「Come on VFR!! in Miyazaki」、もちろんIFRでのご参加も大歓迎です。軽やかなATCと共に日本の春を満喫してみませんか?
【イベント概要】
〇開催日時:2019年4月27日(土) 1200Z→1500Z (JST 21:00~24:00)
【予備日:2019年5月11日(土)】
〇対象空港:宮崎ブーゲンビリア空港 (RJFM)
※予備対象空港:函館空港(RJCH)
※当日イベント時間帯に宮崎空港がIMCの場合はオルタネートの函館空港で開催いたします。函館空港もIMCの場合は予備日に移行します。その際は当日の15時までにこちらのフォーラムにてお知らせします。
※予備日も悪天の場合、中止もしくは延期となります。
【募集する管制官】
RJFM_TWR(宮崎タワー)
RJFK_APP(鹿児島アプローチ)
※GNDや他空港など、この他のポジションでの参加もお待ちしております!
※この度新体制となりましたEPTのスタッフもお披露目を兼ねてアサインする予定です!
【シーナリー】
〇有料シーナリー
〇フリーシーナリー
【その他】
〇このイベントはVATJPN管制方式基準に準拠して実施されますが、宮崎空港でのローカルルールは当日イベントに参加された管制官の裁量により運用されます。
ローカルルールの対応が不明瞭または対応できないときはその旨を管制官に申告してください。管制官は円滑な管制のため柔軟にご対応願います。
〇参考までにEPTにて独自に調査した宮崎空港のローカルルールを例示します。
(今回のイベントに深く関連すると思われる例示は文字下線で示しています)
【宮崎空港ローカル運用・総則】
〇主流進入方式はILS Z RWY27 Approach(RVR=1000ft)。STARはCTRが発出します。
東風が強い場合はRWY09へのCircle Approachとなります。MINIMAが高くなるので注意してください。B737NG/MAX・B787はRNAVの進入も可能です。
〇南岸低気圧がある場合、東寄りの風になり、LOW VIS/CIGとなりやすく、Circle Approachが厳しくなることがあります。また、テイルウインドオペレーションとなり、着陸が困難になることがあります。
〇航空大学校宮崎分校が併設されており、Traffic pattern、またはKS-4各エリアで訓練が行われます。離着陸時およびJACKYからの進入時はご注意ください。
〇空港北方12NMに自衛隊新田原基地があり、気象情報を得られます。基地南側にOverhead Patternの航路が設定されており注意が必要です。(特にVisual Approach時。)
〇Traffic patternの高度はJET・PROP(MULTI)が1500ft、PROP(SINGLE)およびCOPTERが1000ft。空港北側のPattern飛行時は上記の件も含め注意してください。
〇IFRのDIVERT空港は鹿児島空港が選定されます。
【ローカル運用時の注意】
〇航空大運用機はNorth Apron(CAC Apron)へ、ジェネアビ機はSpot1の各エリア(A~F、K、L)へ誘導します。県警ヘリはSpot16からPolice Hangerへ、防災ヘリはSpot17からRescue Hangerへ誘導されます。
〇Spot2は緊急機・DVT機用です。1K・1Lとのクリアランスに注意してください(1K・1L使用時は使用できません)。
〇RWY27・RWY09のTFC PTNは原則南側を使用します。北西からのIFR機は北側PTNの使用も可能です。北東からのIFR進入機はRWY27時はRight Baseへ誘導されますから、自衛隊機の進入・進出経路に注意を払ってください。
〇VFR機は可能な限りTCA(RJFK_TCA・121.25MHz)を受けましょう。TCA Request時は、管制官が地上でSquawkを割り振り、離陸前にDirectionを確認します。
〇VFR到着機でTCA実施の場合、KS-4または空港南方からの飛来機は「白浜ポイント(SHIRAHAMA/RJFM R166 5.8NM)を視認させたのち、SQをRemainさせてTWRにSwitch、DCT BASE(RWY27)またはRight D/W(RWY09)へ進入します。
〇TWR CTRL ZONEにヘリポート付き病院が存在します(宮崎大医学部付属病院・MIYAZAKI UNIVERCITY HELIPORT/RJFM R215 3.7NM)。ヘリポート離着陸の際はTFC INFO提供後Report AB or LDGの通報が必要です。
〇新田原TWR CTRのCROSS CTR ZONEは2500ft以上で通過とのLCL Regulationがあるため、宮崎TWR CTR ZONEをCROSS CTR ZONEの後に新田原をCROSS予定の航空機には、TWR管制官はあらかじめ2500ft以上での通過許可を出します。
【イベント中の管制官訓練に関する特別措置と注意事項】
〇EPTではCTTとの積極的な連携を推進しております。今回のイベントでは、それぞれ先着1名様に限り、宮崎TWR・鹿児島APPでのOJTが承認されます。
OJT実施に当たり、管制官訓練の特別措置(管制試験OJT実施の際のルール・C-1-C)が適用され、CTT Staff、またはCTTより許可を受けたC1以上のRatingを持つ管制官が監督を行います。
なお、今回のイベントの特性上、監督官からのCut-Inが通常より多くあります。訓練生の方はその旨十分留意の上、緊張感をもって訓練に臨まれてください。
〇当日TWR・APPのOJT予約がなされた場合、管制試験OJT実施の際のルール・C-6の規定により、GND、DEP・TCAの予約をお受けすることができなくなります。
大変恐れ入りますが、各管制Ratingをお持ちのみなさまはOJTの趣旨をご理解いただき、フライトや他セクターでの開局など、OJTの円滑な実施に関しご協力をお願いいたします。
【補足事項】
〇宮崎空港東側にはPCA(positive controlled airspace:特別管制区)が設定されています。VFRでの飛行が制限されていますのでご注意ください。
〇チャートにつきましてはe-AIPをご参照ください。特にVFRにて飛行場管制区(control zone)外を飛行される方はVisual REPにて視認ポイントのご確認をお願いします。
〇空域内混雑等によりHOLD指示やトラフィックパターン内での標準旋回指示(make 360°は2分で回る等)が行われます。パイロットの方は対応できるよう準備願います。(ご参考:PRCより抜粋)
〇飛行場管制所(TOWER)へのコンタクト時にはATISの受領報告を推奨します。その他の交信についてもATCトランザクションの短縮にご協力ください。
〇今回のイベントはVFRでのフライトに興味をお持ちの初心者の方や、現在S2レーティング取得に向け訓練をされている方にも参考になると思います。パイロットクライアント(V-pilot等)にて見学を希望される場合は、滑走路北側のエプロン(航空大学校)に駐機していただくようお願いします。なお、VRCなどを含め各クライアントでのオブザーブは継続接続が30分以内となっております。
〇代替空港の函館空港につきましても前述のローカルルール以外でのお願い事項にご協力ください。
takahappy S3,P1