2020年3月より、東京国際空港のRWY16L/Rへの直線進入が開始されました。
ILS 16L/R及びRNAV 16Rの一部が横田空域を飛行することから、横田空域の一部が調整空域として設定され、東京APPによる管制が認められることとなりました。
これらに関連するVATJPNにおける取り扱いを以下の通り定めます。
RWY16直線進入時における横田・東京ACAの取り扱いについて
1.範囲/高度
下図の空域を対象とし、調整空域と定める。
2.取り扱い
◇調整要領
(1)東京APP
- 横田APPにRWY16直線進入運用を行う旨通知したうえで調整空域内において管制することができる。
(2)横田APP
- 東京APPよりRWY16直線進入運用を行う旨通知があった場合、調整空域内の管制権限を東京ACAに移譲するものとする。
- 安全上の理由等により調整空域内を管制する必要がある場合、その旨東京APPと調整するものとする。
◇東京APPの単独開局
- RWY16直線進入運用時に限り、調整空域を東京ACAの一部として使用することができる。
- 東京発着便以外(調布・横田発着便等)のIFR機が、調整空域に進入することが認められるかつ東京進入機との安全間隔が保てなくなる可能性がある場合、通信設定を要求したうえで横田空域内における最低限の指示を発出することができる。
◇横田空域を飛行する航空機における対応
- 東京RWY16直線進入運用時、東京APPからの通信設定要求があった場合、それに従うものとする。
3.各セクターが不在の場合
東京APPまたは横田APPが不在で、上位管制が当該空域を担当する場合、それぞれ「東京APP」、「横田APP」を上位管制局に読み替えるものとする。