皆様、こんにちは。
突然ですが、ここで、ちょっとリアルチックなフライトプランの記入方法について説明させていただきます :-D
下記の内容をご覧の上、一味違ったスマートなフライトプランの作成にご協力をお願いします。
※同様の内容を[b]Pilot Resourse Center - 121 ATC下での飛行 - 121d フライトプランの使い方とファイルの仕方[/b]に記載しましたので、併せてご確認ください。
(SquawkBox)

(FSINN)

Flight Type
計器飛行で飛ぶ場合は「IFR」を、有視界飛行で飛ぶ場合は「VFR」を選択する。
Departure Airport(FSINN:Departure)
出発地の飛行場を、ICAO4レターで記入する。
なお、4レターで表示出来ない飛行場を出発地とする場合は「ZZZZ」と記入し、その飛行場名をSquawkboxの場合は「Comments」に、FSINNの場合は「Remarks」に「DEP/」に続き記入する。
(例)龍ヶ崎飛行場を出発飛行場とする場合・・・Departure Airport→「ZZZZ」、Comments(Remarks)→「DEP/RYUGASAKI」
Arrival Airport(FSINN:Destination)
到着地の飛行場を、ICAO4レターで記入する。
なお、4レターで表示出来ない飛行場を到着地とする場合は「ZZZZ」と記入し、その飛行場名をSquawkboxの場合は「Comments」に、FSINNの場合は「Remarks」に「DEST/」に続き記入する。
(例)枕崎飛行場を目的飛行場とする場合・・・Arrival Airport→「ZZZZ」、Comments(Remarks)→「DEST/MAKURAZAKI」
Alternate Airport
代替目的地の飛行場を、ICAO4レターで記入する。
なお、4レターで表示出来ない飛行場を代替目的地とする場合は「ZZZZ」と記入し、その飛行場名をSquawkboxの場合は「Comments」に、FSINNの場合は「Remarks」に「ALTN/」に続き記入する。
(例)神戸ヘリポートを代替飛行場とする場合・・・Arrival Airport→「ZZZZ」、Comments(Remarks)→「ALTN/KOBE HELIPORT」
Departure Time(FSINN:Departure Time Estimated)
出発予定時刻を、世界共通時間(UTC)で記入する。
Enroute Flight Time(FSINN:Estimated Time Enroute)
エンルート(離陸から着陸まで)所要時間を記入する。(FSINNの場合は数字を4桁で記入。(例:1時間45分→0145)
Fuel Available(FSINN:Fuel on board)
搭載燃料を時間で記入する。(FSINNの場合は数字を4桁で記入。(例:4時間30分→0430))
Cruising Airspeed(FSINN:True Airspeed)
巡航速度(True Airspeed)を数字3桁で記入する。
Cruising Altitude(FSINN:Cruising ALT)
巡航高度を記入する。記入方法は以下のとおり。
9−1 フライトレベルで表示する場合
"F"の次に当該フライトレベルを3桁の数字で記入する。(例:F370)
9−2 アルティチュードで表示する場合
"A"の次に当該フィート数を3桁の数字で100フィートの単位まで記入する。(例:A120)
9−3 スタンダードメトリックで表示する場合
"S"の当該メートル数を4桁の数字で10メートルの単位で記入する。(例:S1090)
9−4 アルティチュードで表示する場合
"M"の次に当該メートル数を4桁の数字で10メートルの単位まで記入する。(例:M0330)
9−5 特定の高度を定めずVFRで飛行する場合は、"VFR"と記入する。
※9−3、9−4は日本国内においては使用しない。
Route(FSINN:Flight Route)
飛行ルートを記入する。
・基本的にはSID(またはTransition)の終点のFIX名からSTAR(またはアプローチ)の始点のFIX名までを記入するが、例外の空港もある。
(下記VATJPN向け参考資料を参照にして、ルーティングを決定してください)
・出発飛行場と目的飛行場は記載しなくてもよい。
・Airwayを飛行する場合は、Airwayの始点と終点を記入しその間にAirway名を入れることで途中のFIX名を省略できる。
(例:正/IGOSO Y23 VIOLA 誤/IGOSO HALKA FLUTE ENSYU VIOLA)
↑
※限りあるルート記載スペースですので、ぜひAIRWAY名を使って記載してください。
・FIXとFIXの間は1文字空ける("/"(スラッシュ)等は必要なし)
(例:正/DGC SWE IWC ROBIN 誤/DGC/SWE/IWC/ROBIN)
※VATJPN独特のルールとして、SID(Transition)の略号を書く事も可能としています。その際のルールは下記のとおりです。
(1)基本的な記載方法 → [SID名略号].[SIDの終点FIX]
(例)RJTT-RJFFでSEKID2 RNAV DEPを使用する場合
SEKID2.SEKID Y20 KIRIN
(2)SID+Transitionを使用する記載方法 → [SID名略号].[Transitionの終点FIX]
(例)RJFF-RJTTでYOKAT2 RNAV DEP、IGOSO Transitionを使用する場合
YOKAT2.IGOSO Y23 VIOLA...
(3)SID+TransitionでTransition名がTransitionの終点FIX名と異なる場合
(例)RJTT-RJOOでHAYAMA5 DEP、YOKOSUKA Transitionを使用する場合
HAYAMA5.XMC OHDAI KODAI YAMAT
・YOKOSUKAトランジションという名称ですが、「Transitionの終点FIX」を記載するため、HAYAMA5.XMCとなりますのでご注意ください。
◎各空港のSID略号、Transition名は、[b]こちら[/b]に記載していますので、参考にされてください。
Comments(FSINN:Remarks)
付帯情報を記入する。その一例は以下のとおり。
・運航社の記載→「OPR/」に続き運航社3レターを記入する。(例:OPR/JEX)
・航空機識別の記載→「REG/」に続き航空機識別を記入する。(例:REG/JA301J)
・コールサインの記載→「CALL/」に続きコールサインを記入する。(例:CALL/JANEX)※VAで海外を飛行する際には非常に有効ですので是非ご活用ください。
・航行及び進入援助機器の名称の記載→「NAV/」に続き当該航行及び進入援助機器の名称を記入する。
−RNAV1航行機→NAV/RNAV1 RNAV5
−RNAV5航行機→NAV/RNAV5
あとは、必要に応じ使用しているアドオンソフトを記入したり、AIRACを記入したり、管制官へ伝えたい特記事項を記載してください。
(例:PMDG747とActivesky Advancedを使っている場合→RMK/PMDG ASA)
【参考】
・eAIP - ENR1.10飛行計画(要登録)
・eAIP - ENR6 Enroute Chart(要登録)
・Pilot Resourse Center - VATJPN向け参考資料 - ルート
この件に関する質問やがありましたら、このスレッドにレスを入れるか、vatjpn5(at)vatjpn.org(「(at)」は@に変更してください)までお寄せください :-)
長文、乱文失礼致しました。
KEI -Training Service Team-
突然ですが、ここで、ちょっとリアルチックなフライトプランの記入方法について説明させていただきます :-D
下記の内容をご覧の上、一味違ったスマートなフライトプランの作成にご協力をお願いします。
※同様の内容を[b]Pilot Resourse Center - 121 ATC下での飛行 - 121d フライトプランの使い方とファイルの仕方[/b]に記載しましたので、併せてご確認ください。
(SquawkBox)

(FSINN)

Flight Type
計器飛行で飛ぶ場合は「IFR」を、有視界飛行で飛ぶ場合は「VFR」を選択する。
Departure Airport(FSINN:Departure)
出発地の飛行場を、ICAO4レターで記入する。
なお、4レターで表示出来ない飛行場を出発地とする場合は「ZZZZ」と記入し、その飛行場名をSquawkboxの場合は「Comments」に、FSINNの場合は「Remarks」に「DEP/」に続き記入する。
(例)龍ヶ崎飛行場を出発飛行場とする場合・・・Departure Airport→「ZZZZ」、Comments(Remarks)→「DEP/RYUGASAKI」
Arrival Airport(FSINN:Destination)
到着地の飛行場を、ICAO4レターで記入する。
なお、4レターで表示出来ない飛行場を到着地とする場合は「ZZZZ」と記入し、その飛行場名をSquawkboxの場合は「Comments」に、FSINNの場合は「Remarks」に「DEST/」に続き記入する。
(例)枕崎飛行場を目的飛行場とする場合・・・Arrival Airport→「ZZZZ」、Comments(Remarks)→「DEST/MAKURAZAKI」
Alternate Airport
代替目的地の飛行場を、ICAO4レターで記入する。
なお、4レターで表示出来ない飛行場を代替目的地とする場合は「ZZZZ」と記入し、その飛行場名をSquawkboxの場合は「Comments」に、FSINNの場合は「Remarks」に「ALTN/」に続き記入する。
(例)神戸ヘリポートを代替飛行場とする場合・・・Arrival Airport→「ZZZZ」、Comments(Remarks)→「ALTN/KOBE HELIPORT」
Departure Time(FSINN:Departure Time Estimated)
出発予定時刻を、世界共通時間(UTC)で記入する。
Enroute Flight Time(FSINN:Estimated Time Enroute)
エンルート(離陸から着陸まで)所要時間を記入する。(FSINNの場合は数字を4桁で記入。(例:1時間45分→0145)
Fuel Available(FSINN:Fuel on board)
搭載燃料を時間で記入する。(FSINNの場合は数字を4桁で記入。(例:4時間30分→0430))
Cruising Airspeed(FSINN:True Airspeed)
巡航速度(True Airspeed)を数字3桁で記入する。
Cruising Altitude(FSINN:Cruising ALT)
巡航高度を記入する。記入方法は以下のとおり。
9−1 フライトレベルで表示する場合
"F"の次に当該フライトレベルを3桁の数字で記入する。(例:F370)
9−2 アルティチュードで表示する場合
"A"の次に当該フィート数を3桁の数字で100フィートの単位まで記入する。(例:A120)
9−3 スタンダードメトリックで表示する場合
"S"の当該メートル数を4桁の数字で10メートルの単位で記入する。(例:S1090)
9−4 アルティチュードで表示する場合
"M"の次に当該メートル数を4桁の数字で10メートルの単位まで記入する。(例:M0330)
9−5 特定の高度を定めずVFRで飛行する場合は、"VFR"と記入する。
※9−3、9−4は日本国内においては使用しない。
Route(FSINN:Flight Route)
飛行ルートを記入する。
・基本的にはSID(またはTransition)の終点のFIX名からSTAR(またはアプローチ)の始点のFIX名までを記入するが、例外の空港もある。
(下記VATJPN向け参考資料を参照にして、ルーティングを決定してください)
・出発飛行場と目的飛行場は記載しなくてもよい。
・Airwayを飛行する場合は、Airwayの始点と終点を記入しその間にAirway名を入れることで途中のFIX名を省略できる。
(例:正/IGOSO Y23 VIOLA 誤/IGOSO HALKA FLUTE ENSYU VIOLA)
↑
※限りあるルート記載スペースですので、ぜひAIRWAY名を使って記載してください。
・FIXとFIXの間は1文字空ける("/"(スラッシュ)等は必要なし)
(例:正/DGC SWE IWC ROBIN 誤/DGC/SWE/IWC/ROBIN)
※VATJPN独特のルールとして、SID(Transition)の略号を書く事も可能としています。その際のルールは下記のとおりです。
(1)基本的な記載方法 → [SID名略号].[SIDの終点FIX]
(例)RJTT-RJFFでSEKID2 RNAV DEPを使用する場合
SEKID2.SEKID Y20 KIRIN
(2)SID+Transitionを使用する記載方法 → [SID名略号].[Transitionの終点FIX]
(例)RJFF-RJTTでYOKAT2 RNAV DEP、IGOSO Transitionを使用する場合
YOKAT2.IGOSO Y23 VIOLA...
(3)SID+TransitionでTransition名がTransitionの終点FIX名と異なる場合
(例)RJTT-RJOOでHAYAMA5 DEP、YOKOSUKA Transitionを使用する場合
HAYAMA5.XMC OHDAI KODAI YAMAT
・YOKOSUKAトランジションという名称ですが、「Transitionの終点FIX」を記載するため、HAYAMA5.XMCとなりますのでご注意ください。
◎各空港のSID略号、Transition名は、[b]こちら[/b]に記載していますので、参考にされてください。
Comments(FSINN:Remarks)
付帯情報を記入する。その一例は以下のとおり。
・運航社の記載→「OPR/」に続き運航社3レターを記入する。(例:OPR/JEX)
・航空機識別の記載→「REG/」に続き航空機識別を記入する。(例:REG/JA301J)
・コールサインの記載→「CALL/」に続きコールサインを記入する。(例:CALL/JANEX)※VAで海外を飛行する際には非常に有効ですので是非ご活用ください。
・航行及び進入援助機器の名称の記載→「NAV/」に続き当該航行及び進入援助機器の名称を記入する。
−RNAV1航行機→NAV/RNAV1 RNAV5
−RNAV5航行機→NAV/RNAV5
あとは、必要に応じ使用しているアドオンソフトを記入したり、AIRACを記入したり、管制官へ伝えたい特記事項を記載してください。
(例:PMDG747とActivesky Advancedを使っている場合→RMK/PMDG ASA)
【参考】
・eAIP - ENR1.10飛行計画(要登録)
・eAIP - ENR6 Enroute Chart(要登録)
・Pilot Resourse Center - VATJPN向け参考資料 - ルート
この件に関する質問やがありましたら、このスレッドにレスを入れるか、vatjpn5(at)vatjpn.org(「(at)」は@に変更してください)までお寄せください :-)
長文、乱文失礼致しました。
KEI -Training Service Team-