フライトを行うときにATCから必ず聞く言葉の一つにTaxi to...があります。ここではRJOOを例にとって説明をします

いまあなたはATCに「Taxi to RWY32L」といわれてTaxiをしていると自分が使用しない滑走路(32R)が目の前に横切っています。
そこであなたは何をすべきでしょうか、正解はATCに横断許可を求めてることです。理由としては厳密にいえば滑走路横断はGNDではなくTWRの仕事なのです。TWRは特にトラフィックの多い時は無駄のないようにうまく運用しようと努力しています。また横断は着陸許可や離陸許可と同じように滑走路に別のトラフィックが来ないようにしないといけませんのでタイミングをはかる必要があります。

だから滑走路を少しでも使うときは必ず滑走路の手前で止まり。管制官に許可を求めてください。これは、衝突を防ぐばかりでなくその空港、ひいては全体の空域の運用がスムーズになることに役立ちます。

次にインターセクションディパーチャー（インセク）ですが、これは行うときには早めに許可を要求して下さい。時にはトラフィックが多くて全てのトラフィックを一列に並べて行かなければならない時があり。そんな中急に一機がインセクの許可を出していないのに勝手に列を抜けて途中の所にいたとなると非常に困る時があります。インセクはGNDでも発出できますので、できればTaxiの前に要求をしてください。

乱文、乱筆でごめんなさい。なにか間違っていれば書き込んで言って下さい。

質問です。

滑走路を横断する際、管制官には具体的になんと言えばいいのでしょうか？

また、ＧＮＤと交信している間に横断滑走路手前まで来てしまった場合、ＴＷＲにハンドオフすればいいのでしょうか？

よろしくお願いします。

補足になりますが、、、

過去には滑走路横断の際にパイロット側から都度リクエストを出していましたが、
現在では管制方式基準が改訂されて（横断する）トラフィックが滑走路に近づいたら

(1)"Hold Short of Runway"
(2)"Cross Runway"

のどちらかの指示を管制官が出すことになっています。
(VATJPN管制方式基準(III)-2-(11)a)

ですので、管制官はパイロット側からのリクエストを待たずに
滑走路横断についての指示を出すことが出来ますよ :-D


＞syou0407さん

上記の通り、基本的には管制からの指示を待てばよいのですが、
もし管制側が忘れているようだったら（私もよく忘れます:-(）、

「Request Cross Runway XX(滑走路番号)」

と言って頂けるとありがたいです。


またハンドオフについてですが、これは滑走路横断に限らず
ほとんどの場合において管制官がハンドオフの指示を出しますので、
基本的にパイロットの方が自分から周波数を変えるということはありません :-D

補足説明ありがとうございます

実際としてはGNDはTWRと調整できるのでハンドオフの必要がない場合がほとんどですが、トラフィック過多の時などどうしてもというときにTWRにハンドオフさせる場合がもしかしたらあるかもしれません。

普段はATC同士チャットで調整をしてますが、多い時は直接そのトラフィックをコントロールしたい時がある。などが理由です。

ただよっぽどの場合ですがね。