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こんばんは。
僕はPMDG744で飛び続けて2年ほどになりますが、いまだに燃料計算の方法がパッとしません。
そろそろVATJPNで飛びたいと思い、フライトプランの書き方を見直しているときにこの問題にぶつかりました。
「燃料から出した飛行時間とかわからねえええ」と。
正直なところ、巡航速度や飛行時間も計算方法がわからないのです。また、SB3でいうところの「Aircraft Capabilities」も良くわかりません。PMDGのマニュアルは読んだんですが・・・
こんな状態では飛べません。
皆さんはどうしているのかご教授お願いします。
Lui@VATJPN32 ( | 2013-01-15 07:12:01 )
JOSさんこんにちは。

まず細かいことを言う前に結論を言ってしまうと、FP作成画面の'FuelAvailable', 'AircraftCapabilities', 'CrusingAirspeed'の項目は、VATSIMでは重要ではありません。
というのも、少なくとも現在のVATSIMのネットワーク上では、それらの情報が管制官や他のパイロットに知られることすら無いのです。。:-(
恐らく他の多くのvパイロットもそうではないかと思うのですが、それらの項目はアバウトです。
「出発地・到着地・代替地・高度・フライトプラン・コメント」これらさえしっかり埋めていただければ、VATSIMでは問題なくフライトをお楽しみいただけると思います。
・・・とは言ってもこれでは質問に答えた感じではないので、一応詳しい説明を書いておきますが、退屈だったら読まなくていいですよ(笑)

・燃料について
国内線での燃料はざっくりいうと、 通常の消費燃料+代替空港までの燃料+混雑時やHold時のための予備燃料+代替空港でのHold用の燃料(30分間) で構成されるそうです。
したがって、燃料の持つ時間はだいたい 通常の飛行時間+代替空港へ行く時間+予備燃料分+30分ですので、
例えば羽田から千歳まで、千歳がダメなら引き返すという条件ならば、 80分×2 + 30分 + 予備燃料というところでしょうか。
予備燃料はその日の天候にもよると思いますが、VATSIMはそのあたりは安心なのでほぼ0でも問題無いかも知れません。

厳密に計算すると本当にきりがないです。一応、PMDGのマニュアルのフォルダにある、"02_CRUISE_AND_FUEL_PLANNING_747_400_V10"をご覧いただくと、
英語ですが、ものすご〜く詳しく書いてあります(FSXだとファイル名が違ったりするかも)。
距離や高度に応じた飛行時間やTASの表も載っているので、ここを参考に飛行時間や巡航速度を調べるのが良いと思います。

参考までに、このマニュアルに従って計算してみた羽田-新千歳便の燃料搭載量は約80000lbsでした。
これで往復2時間半+計1時間のHold+αを見て、約3時間30分飛べる計算です。
ちなみに、ものすごくアバウトにですが、平均にすると、だいたい20000lbsで1時間と考えて良いようです。

・Aircraft Capabilities について
これは、その航空機の積んでいる航法装置についての情報です。
PMDG747の場合は、RNAV航法装置がついていますので、RNAVのどれかから選択することになりますが、
最も適切なものは「Advanced RNAV with RVSM capability」だと思います。
FMSやGPSを積んでいない(使わない)民間機に乗る場合は、「DME, Transponder with mode C」を選ぶと良いでしょう。

ただ先程も言った通り、この情報は管制官に伝わりません。(何を選んでも変わらない。)
しかし、RNAV航法装置があるかないかでは、FIXへの直行が出来るか、RNAVのSTARを使えるかなど、
管制の仕方が変わってきますので、管制官としては、コメント欄の方に、その有無を書いていただけると助かります。
http://www.vatjpn.org/ja/modules/prc/index.php?content_id=32
このページにもあるように、コメント欄に「NAV/RNAV1 RNAV5」と書いていただけると、安心して管制ができます。
また、FMSなどを使わずに、VORなどを使ってIFRを楽しみたい場合は、「Non-Rnav flight」などと書いていただければ、それを考慮した管制ができます。
現実とは異なり、パイロットによって使っているRNAV用のデータのバージョンが異なる場合もあるので、
「AIRAC1212」など、自分の使っているデータのバージョンを明記していただくのも有効です。


大分長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
JOS ( | 2013-01-16 00:43:29 )
ありがとうございます。長年の悩みが解けました。
Aircraft Capabilitiesて伝わらないんですか。
僕は専らRNAVでのIFRなのでそれが伝わるよう書いておきます。
また、燃料計算について大変参考になりました。もう一度マニュアル読み直してきます。
知り合いにも教えてあげなければ。
どうも、ありがとうございました。
JOS ( | 2013-01-16 02:48:10 )
今マニュアルを訳しながら読んできたのですが、Lui@VATJPN6さんがRJTT-RJCCの燃料計算をした時の情報を教えてはいただけませんか?
例題というか、読んだだけではあまり実感が無いもので。
どうかお願いします。
Lui@VATJPN32 ( | 2013-01-16 13:16:20 )
ZFW(無燃料重量):500,000lbs (だいたい席が埋まってるくらい?を想定)
巡航高度:FL370(マニュアル2-9ページの表を参考に)
出発空港:RJTT
到着空港:RJCC 距離:450NM(かなりざっくり)
代替空港:RJTT 距離:450NM(引き返すので同じとしちゃう)

として、計算しました。設定は以上です。。。
が、一応参考に、以下に具体的に計算した過程を書いておきます(なお、以下、マニュアルはPMDG747のものとします)。

計算は後ろから行なっていきます。
まず、代替空港に引き返して着陸した場合に、着陸時に最低限残ってて欲しい燃料(RSV:マニュアルの言うMinimum Landing FUEL)を決めます。
マニュアルには19,800lbsとありますが、日本の国内線では、最後に代替空港で30分Hold出来る燃料を残しておくのが一般的らしいので、9000lbsとしました。
(マニュアルには、1時間のHoldで18,000lbs消費すると書いてあるので。)


次に、到着空港(千歳)から、羽田に引き返す事になった時に使う燃料(ALT)を計算します。
代替空港への着陸時の予定重量は、ZFW+RSV なので、50,9000lbs。
2-9ページの表から、400NMと500NMの値の間くらいを読み取って、21,000lbsとします。


最後に、羽田から千歳に普通に向かう際の燃料を決定するには、予定通りスムーズに千歳に着陸できた場合の予定着陸重量が必要です。
予定着陸重量は、「ZFW + RSV + ALT + Holdなどがあった時のため燃料(EXT)」となります。
今回EXTは、特に深い考えなしに念の為に30分としましたので、9,000lbsにしました。好天なら0でも問題ないはずです。
したがって、予定着陸重量は、500,000 + 9,000 + 21,000 + 9,000 = 539,000lbs

2-7ページの表からまず、400NMをFL370で飛行した際の燃料は35,600lbsとなっているので、これより少し多めに37,000lbsを読み取ります。
さらに、先ほど計算した予定着陸重量が475,000lbsを超える場合、超過の10,000lbsごとに1000lbs/飛行時間を追加(表の一番下)なので、
1,000×約1時間×(539,000-475,000)/10,000 ≒ 6,000lbs。よって、羽田から千歳までに使う燃料は 37,000 + 6,000 = 43,000lbsと決定されます。


これらから、羽田から千歳に向かい、30分ホールドして千歳から羽田に引き返し、羽田に着陸した時に30分ぶんの燃料が残る搭載燃料は
43,000 + 9,000 + 21,000 + 9,000 = 82000lbs という計算になりました。

なお、空港間の距離は、最も遠回りになる出発・進入方法を使って、ルートをFMSに打ち込んでみるとより正確に出せると思います。
ただ、表には400NM単位の値しかないので、短距離便の正確な値を出すのは難しく、結局概算になりそう。。
巡航高度はどんな設定でも大丈夫ですが、重い場合、ステップクライムが必要になる場合があります。
2-9ページの表を見れば、離陸重量と最初の高度の関係がわかりますので、短距離なら始めから上がれる高度を選択するといいと思います。

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かなり長くなってしまった。。。距離や表の読み取りがわりと適当なうえ、あまり根拠のないEXT、ZFWなど、本当に概算です。
現実ではタキシー用の燃料や予備燃料など、もう少し細かく区分が分かれていたり、使っている値も違っていたりするようですが、
あくまでマニュアルに沿った計算をすればこんな感じ、という事でどうぞご了承くださいm(_ _)m

追記
下の方も言っていますが、私もVATSIMでフライトする際には毎回こんな計算はしていません。
国内を飛ぶだけなら、40%位積んどけば大丈夫だろうみたいな感じです。。:-P
それじゃあんまりだという場合は、WEBに色々燃料計算用のツールがあるので、その辺りを使うのが効率がよさそうでしょうか。
正確な計算もやってみたら面白かったので詳しく紹介しましたが、このような精密さが求められるというわけではないので、ご安心ください。
4engine ( | 2013-01-16 14:39:53 )
私はそこまで詳細を考えて飛んだことがなくてどっちかといえば適当主義でしたが最近になってせっかくの精密アドオン(precisionmanualsdevelopmentGroup PMDG)のFMCも装備されいている機体で飛んでいるのにこんなんでいいのかと思い始めて標題にあるようにもう少し緻密に燃料計算を考えて飛んでみたいなと思い始めていました


ただ緻密に燃料計算して飛ぶには我々素人では限界があり無理なのではと思いネットで検索したところPMDG747ではないのですがPMDG737NGのFuel Calculatorというアプリがネットで検索したところありました

http://www1.metacraft.com/737NGFP/


最近はこの機体で飛ぶときはこれで大体の燃料計算をCDUのデーターと照らし合わせてデーターを入れて計算して読み込んでくれるものです 

またPMDG747に関しても同様な事が英語でのやり取りですがフォーラムで議論になっていたようですね

http://forum.avsim.net/topic/117505-pmdg-747-fuel-calculator/

あまりPDFなどのマニュアルを参照して飛んだりとかしないでとりあえず飛ばしてみる主義である程度飛ばして燃費などの概算を把握してという適当主義の私なのであまり参考にならない情報かもしれませんが、目を通して頂けたら幸いです・・汗


あと燃費計算についでの話題ですが、皆さんは特にVATSIMで飛ぶときは天候に関してはどうしていますか?

私は専らVATSIM Weatherを使っていますがFSのリアルタイムウェザーをあえて使って飛んでいる方もいるのでしょうか?

ただルール上確かVATSIMで飛ぶときはVATSIMのウェザーを使うべきと聞いたことがあります

それに関連してなのですが管制さんがいらっしゃらない時でも同様の空域で飛んでいてこの地点、この高度で揺れた、風向風速の急激な変化があった この地点の高度帯ではこの風速、風向で外気温変化もあったなどの情報があればUNICOMで流してそれがVATSIMのMETAR等に反映されたりする事ってあるもの何でしょうか?

yamacchi ( | 2013-01-16 18:12:29 )
Luiさんが回答した様に、VATSIMでは燃料まで細かく記入する必要はありません。


それでもしっかり記入したい人にはVrouteInfoの有料版がお勧めですよ。
必要な燃料然りフライトプランもSIDとSTARを含め知ることができ、更にPMDG等のアドオン機体にもそのFPをインポートさせることができます。
MAP表示もエアウェイまで把握できるくらい精巧で大変重宝しています :-P
http://www.vatjpn.org/ja/modules/prc/index.php?content_id=78


機能が制限される無料版でもフライトプランが検索できたりと便利ですよ!
JOS ( | 2013-02-10 14:29:29 )
こんにちは。
パソコンをリカバリしてもらいにPCショップに預けてしまっていたため返信が遅くなりました。
VATSIMで飛ぶときのことも少しは考えていますが、普段飛ぶときの設定としてお聞きしたかったんです。
大変詳しくありがとうございました。
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