JOSさんこんにちは。
まず細かいことを言う前に結論を言ってしまうと、FP作成画面の'FuelAvailable', 'AircraftCapabilities', 'CrusingAirspeed'の項目は、VATSIMでは重要ではありません。
というのも、少なくとも現在のVATSIMのネットワーク上では、それらの情報が管制官や他のパイロットに知られることすら無いのです。。:-(
恐らく他の多くのvパイロットもそうではないかと思うのですが、それらの項目はアバウトです。
「出発地・到着地・代替地・高度・フライトプラン・コメント」これらさえしっかり埋めていただければ、VATSIMでは問題なくフライトをお楽しみいただけると思います。
・・・とは言ってもこれでは質問に答えた感じではないので、一応詳しい説明を書いておきますが、退屈だったら読まなくていいですよ(笑)
・燃料について
国内線での燃料はざっくりいうと、 通常の消費燃料+代替空港までの燃料+混雑時やHold時のための予備燃料+代替空港でのHold用の燃料(30分間) で構成されるそうです。
したがって、燃料の持つ時間はだいたい 通常の飛行時間+代替空港へ行く時間+予備燃料分+30分ですので、
例えば羽田から千歳まで、千歳がダメなら引き返すという条件ならば、 80分×2 + 30分 + 予備燃料というところでしょうか。
予備燃料はその日の天候にもよると思いますが、VATSIMはそのあたりは安心なのでほぼ0でも問題無いかも知れません。
厳密に計算すると本当にきりがないです。一応、PMDGのマニュアルのフォルダにある、"02_CRUISE_AND_FUEL_PLANNING_747_400_V10"をご覧いただくと、
英語ですが、ものすご〜く詳しく書いてあります(FSXだとファイル名が違ったりするかも)。
距離や高度に応じた飛行時間やTASの表も載っているので、ここを参考に飛行時間や巡航速度を調べるのが良いと思います。
参考までに、このマニュアルに従って計算してみた羽田-新千歳便の燃料搭載量は約80000lbsでした。
これで往復2時間半+計1時間のHold+αを見て、約3時間30分飛べる計算です。
ちなみに、ものすごくアバウトにですが、平均にすると、だいたい20000lbsで1時間と考えて良いようです。
・Aircraft Capabilities について
これは、その航空機の積んでいる航法装置についての情報です。
PMDG747の場合は、RNAV航法装置がついていますので、RNAVのどれかから選択することになりますが、
最も適切なものは「Advanced RNAV with RVSM capability」だと思います。
FMSやGPSを積んでいない(使わない)民間機に乗る場合は、「DME, Transponder with mode C」を選ぶと良いでしょう。
ただ先程も言った通り、
この情報は管制官に伝わりません。(何を選んでも変わらない。)
しかし、RNAV航法装置があるかないかでは、FIXへの直行が出来るか、RNAVのSTARを使えるかなど、
管制の仕方が変わってきますので、管制官としては、コメント欄の方に、その有無を書いていただけると助かります。
http://www.vatjpn.org/ja/modules/prc/index.php?content_id=32
このページにもあるように、コメント欄に「NAV/RNAV1 RNAV5」と書いていただけると、安心して管制ができます。
また、FMSなどを使わずに、VORなどを使ってIFRを楽しみたい場合は、「Non-Rnav flight」などと書いていただければ、それを考慮した管制ができます。
現実とは異なり、パイロットによって使っているRNAV用のデータのバージョンが異なる場合もあるので、
「AIRAC1212」など、自分の使っているデータのバージョンを明記していただくのも有効です。
大分長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。