すでに回答は出ていますが、パイロット、管制官双方に向けての補足です。
【OJT訓練生を含む管制官の皆様へ】
大前提として、IFR到着機相互間の間隔設定はTWRにハンドオフするまでに、APPやCTRなど当該空港の進入管制業務を担当している管制官が行います。そのため、基本的にTWR管制官はAPPやCTRが設定した管制間隔には関与しません。
上位管制官がいない場合でも、この点は変わりなく、APPやCTRに代わってパイロット同士がUNICOMを通して自主的に管制間隔を設定します。
TWR管制官がIFR到着機に対してレーダーを用いての間隔設定は原則行わないため、上位管制官の有無に関係なく、IFR到着機にスコークの割り当てを行う必要はありません。仮にUNICOMからの到着機の間隔が不十分だったとしても、基本的に復行を指示するほかありません。
ただし、上位管制官がいなくても、IFR到着機についてはタワーブライトディスプレイによる交通情報を提供できますので、情報を出してパイロットになるべく空気を読んでもらうということも手段の一つです。
参考
CRC 2.3.6 交通情報
【パイロットの皆様へ】
管制官の開局状況に関わらずフライトを楽しんでいただき、APPやCTRが開局しておらず、UNICOMからTWR管制官にコンタクトする場合はIFやIAFといった進入フィックス付近から積極的にコンタクトしてください。
飛行中の空域を管轄する管制官がいない場合、パイロットはUNICOMを常に聴取し意図を送信しなければなりませんが、特に同一空港に複数の到着機が存在している場合は、UNICOMで関連機相互間での意思疎通をはかり、適切な管制間隔を確保してください。
10年近く前のスレッドですが参考程度まで。