こんにちは。
初めてすぐの間は復唱やそれの実行に手間取ることがありますよね。私もそうでした…
サクサクできるようになる要因は慣れや新しい用語、オペレーションを知るなどいろいろあると思います。
一番楽なのは次に何の指示が来るか心づもりをしておくことでしょうか。何も管制官はあなたの要求に沿わない指示を出すことは待機を除いてありませんので、基本的には自分の思い通りの指示が来ます。
Pushbackが終わってTaxiをリクエストしたら来る指示は大体3つくらいに絞れますね。一つはTaxiの指示、もう一つはHold shortの指示、もしかしたらHold (present) positionとかStandby taxiで待機の指示を受ける場合もあるかもしれません。
クリアランスのメモも難しいですが、SIDは最初のWaypointにつながるものしか出ませんし、あとは巡航高度は変更ない限り自分で知ってますから、維持高度とスコークだけなのでメモに残るのは数字2つくらいですかね。
自分が事前に調べられる用語は調べておいて、知らない指示が来たら管制官に日本語でもいいので聞き返す、という感じで進めるとスムーズにいきそうですね。Say againではもう一度言うことしかしてくれませんので、わからなかったらちゃんと意味を聞くのが大事です。
日本語で聞き返して教えてもらった用語はメモしておくとか、デブリーフィングも大事かもしれません。
単純に聞き取れないだけなら忙しい空港でオブザーブするといいと思います。まあ指示は変わらないので本当に聞き取り能力を上げるための手段です。
過度にミスを叩かれてるような人がいると個人的にかわいそうに思っているんですが、最初数回のミスは誰でもありますよね。明日からいつも使ってる用語や手順が変わったらベテランでも間違えると思います。初心者における環境への適応というのはそういう話なので、あまり気にしなくていいと思います。何回も同じことをやって怒られてるのに怠慢で変わる気がない人は話が変わりますけども…
空港にはAIPがありますよね。ローカルのプロシージャ(手順)は概ねそこにすべて書いてあります。騒音軽減のための急上昇やReduced flap、Delayed flapが必要かどうか、羽田とかだとIAP(ILSとかLDAとか)のチャートにProcedural Speed(ここを通るときにこの速度で通過しなさい、という指示)が書いてあります。大きい飛行機に使えない誘導路があるとそれも書いてあります。「AD 2.20 LOCAL TRAFFIC REGULATIONS」と「2.21 NOISE ABATEMENT PROCEDURES」と「2.22 FLIGHT PROCEDURES」のあたりが特に大事です。
行く空港を決めたら、巡航中とかそこに着く前に空港のページと使うSTAR、IAPのページを見ておくとここ進研ゼミでやったやつだ状態なのでスムーズにいくでしょう。
VFRならVREPも調べておくべきですね。
管制的にはAICの中のChange of flight planned routeというページに書いてある通りのルートを提出してくれると非常に助かります。
初心者が環境に慣れていくためにはゆっくりしゃべってあげるなど管制官側の心遣いも重要だと思っています。
ワークロードにも限界がありますが、それを超えない範囲であればサポートしてくれる人が多いでしょう。でもこの人が初心者だと気づかないとそれも不可能なので、フライトプランに書いておくなりイニシャルでやんわり伝えておくなり気づいてもらうのは大事そうです。
相手が言うことを聞いてくれるか否かにかかわらず衝突回避の責任は管制下であれば管制官にありますし(VFRの場合は管制下でも衝突回避の責任はパイロットにあります)、私はあんまり人が指示通りに動いてくれなくてもイライラしないほうなので、私が開けてるときにはぜひぜひ来てほしいと思います。ちょっと厳しいですが、交信や指示の実行に手間取るようならOJTの空港(コールサインに_T_が挟まってる空域)には行くべきでないです。
読むと役に立ちそうなページの話ですが、先述の通りAIPは読んでおいた方がいいですし、PRCだけではなくてCRCやOperation Manualなど、管制官側の視点からどういう指示を出すかを学ぶともっと先読みができるようになると思います。ちょっとお金はかかりますがAIM-Jもすごくいいらしいです。
https://squawk.id/ というサイトがあります。日本支部のスタッフさんが多くて、PRCには書いてないところも結構書いてくださってます。
長くなって申し訳ないですが、こういう手段を使って成長しながら楽しくフライトしてもらえたら嬉しいです。