新規周波数にコンタクトした際、ATSルート以外(直行経路含む)を飛行している場合に、現在高度等に加えて向かっているNAVAIDやFIXも通報した方が良いのでしょうか?
先日IFRで運航していた際に機長にその様に指導され、AIM等を調べていたのですがその根拠が見つけられていない状況です。もし分かる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
tmhrtttさん
はじめに、以下の回答は、VATSIM上で使用することが前提です。
実際のフライトでは絶対に使用しないでください。
結論から申し上げますと、高度に関する情報は通報義務がありますが、ATS経路外を飛行している場合であっても、経路に関する情報の通報義務はありません。
計器飛行方式及び有視界飛行方式により福岡FIR内を飛行する航空機は、すべて定められた地点及び要求された地点において、所定の方法により位置通報を行なわなければならない。
ただし、管制機関により「レーダーコンタクト RADAR CONTACT」を通報されたのちは「レーダーコンタクト・ロスト RADAR CONTACT LOST」又は「レーダー業務を終了します RADAR SERVICE TERMINATED」の通報があるまで、特に指示がない限り位置通報を行なわないことができる。
(AIS JAPAN ENR1.3-1.2.1.1)
VATSIM上においても同様に、ATS経路外に関する情報はハンドオフ時に管制官同士で共有がなされるはずですので、通報してもしなくても良いのではないでしょうか。
(UNICOMからコンタクトする場合においては、ATS経路外を飛行しているとき、管制官が経路を把握できないため、通報するのがいいと思います。)
余談ですが、米国のFAA AIMでは、1992年3月5日の改訂で以下のとおり、ATS経路外を飛行中の場合はイニシャルコンタクト時にその旨を通報すべきであるとの記述があったようです。
5-31 ARTCC COMMUNICATIONS
b. ATC Frequency Change Procedures
(c) (前略) Also, when on other than published routes, the pilot should include the presently assigned routing on initial contact with each controller.
EXAMPLES:
1. (Name) CENTER, (aircraft identification), LEVEL (altitude or flight level), HEADING (exact heading).
2. (Name)CENTER,(aircraft identification), LEAVING (exact altitude
or flight level), CLIMBINGTO (altitude or flight level), PROCEEDING TO (name) VOR VIA THE (VORname) (number) RADIAL.
3. (Name) CENTER, (aircraft identification), LEAVING (exact altitude or flight level), DESCENDING TO (altitude or flight level),DIRECT (name) VOR.
なお、現在同項ではこの記述は削除され、日本国内の規定と同様の内容となっています。(FAA AIM 5-3-1.-b.-2.-(a))