VRCのインストール
VRCとは
VRC(Virtual Radar Client)とはVATSIMで管制を行うために必要なソフトのひとつです。具体的にはトラフィックまたはトラフィックに関する情報を画面上に表示し、音声・文字を通じてトラフィックに管制指示を行うことができます。VRCのほかにASRC、EuroScope、vSTARsというソフトがあります。
ここではVRCのインストールおよび設定について述べることとします。
VRCの動作条件
VRCを動作させるには下記の条件を満たす必要があります。
・WindowsがインストールされたPC(MACでは動作確認されていません)
・OpenGLをサポートしたビデオカード(Intel製ビデオチップでは表示の不具合が報告されています)
・サウンドカード(通常オンボードで搭載されていますので、気にする必要はあまりありません)
・インターネット接続
・ヘッドセット/スピーカーとマイク(USBヘッドセットを使用されることをお勧めします)
またウィルスソフト等の設定で下記ポートを開放もしくは通信できる状態にしてください。
・TCP 6809(外向き)
・TCP/UDP 3782(外向き)
・UDP 3290(内向き)
ルータを使用している場合は、ルータのポート3290をVRCが動作するコンピュータの3290に転送します。
VRCの入手
VRCは下記のサイトから入手します。
注意
詳細な原因は不明ですが、ユーザ名に日本語が含まれている場合やMyDocumentの物理パスを移動している場合など、起動時に「Could not read INI file」というエラーが発生してVRC1.2.4が起動できない事象が報告されています。
VRC自体のバグとユーザの様々な環境により発生していると推測されるため、VATJPNではこのエラーの解決をサポートしません。
この場合、VRC1.2.3の使用をお勧めします(1.2.4との違いは、設定ファイルの配置されるパスのみであり、機能面での差異は一切ありません)。
VRC1.2.4をすでにインストールした後に1.2.3に切り替える場合は、一度1.2.4を完全にアンインストールしてから1.2.3をインストールしてください。
ページ上部の"download"をクリックすると、ダウンロードページが表示されます。そのページの"VRCSetup.exe (Ver 1.2.4)"をクリックして、ダウンロードを行います。
なおTower View(Flight Simulatorと連動させて、タワー管制を行うモード)を使用する場合は、さらに"VIPModelSetSetup.exe"をダウンロードしてインストールしますが、ここではこれについては省略します。
VRCのインストール
VRCSetup.exeを適当な場所に保存したら、それを実行します。すると次のようなダイアログが表示されますので、ライセンス条件を承諾してインストールを進める場合は"I Agree"をクリックします。
次に下記のようなダイアログが表示されます。
それぞれ下記の意味になりますので、必要に応じてチェックをつけて、"> Next"をクリックします。
VRC Sound Set:デフォルトのサウンドセット(効果音等)
Multiplayer Aircraft Data:Tower Viewを使用するときに必要なモデルデータ
Start Menu Shortcuts:ショートカット(スタートメニュー用)
Desktop Shortcut:ショートカット(デスクトップ用)
次に下記のようなダイアログが表示されますので、インストール場所を確認します。インストール場所を変える場合には"Browse"をクリックして、適切な場所を指示します。
その後、"Install"をクリックして、インストールを行います。
インストールが終わると次のような画面が表示されますので、"Close"をクリックして、終了します。これでインストールは完了です。