管制官の心得
管制官としてログインする前に...
You want "as real as it gets"? The next time a pilot is on your frequency who fails to follow directions, HELP HIM. His virtual life is in your hands. Take this pilot's inexperience not as an insult or a headache, but as a new challenge to be met. Be sure to keep your other planes away from the confused pilot, just as real-world controllers would do. THAT is "as real as it gets."
VATSIM管制官としてログインする前に、お互いに尊敬の念を持つことが重要です。これは管制官だけなくパイロットにも言えることですが、まずしっかりと認識しておいてください。
何故ならばVATSIMには多種多様な人がログインして、フライトや管制を楽しんでいます。もちろん今日初めてVATSIMにログインした人から数年以上の経験を持つベテランまで様々です。
中には指示通りに動いてくれない(動けない)パイロットもいることでしょう。しかし決してその場で熱くならずに、辛抱強く接してください。
#問題が発生した場合は、その場でスーパーバイザーを呼び出すか、別途VATJPNスタッフまで状況等ご連絡ください。
またその一方でベテランパイロットから逆に色んなことを教えられる場でもあります。知識を吸収し、そして経験を重ねて、それをVATSIMでの管制にフィードバックしていくことはすばらしいことです。
もし間違ったことをしてしまい、後から指摘された場合は素直に受け入れて、その後の管制に生かして下さい。
VATJPNとしてパイロット・管制官に対する英会話能力による制限はかけていません。
CRCや交信例などにあるATC用語[phraseology]を簡潔明瞭に使うことで、たいていの場合は意志の疎通と安全が担保されるはずです。
「いかに正しく簡潔明瞭に伝えるか」
伝え手のあなたの能力が試されます。
また日本人初心者パイロットが困っている時には、積極的に"日本語で"対応してください。
あなたのVATSIMでの管制、お待ちしています。
スキルアップ
管制官としてスキルアップするにはまず基本知識を知ることからはじめましょう。VATSIMで管制官としてスタートするにはまずS1レーティングを持たなくてはなりません。このテキストに書いてあることを良く読み、基本的な知識を学習しましょう。
また実際の雰囲気を知るために、他の人のATCをオブザーブしてみたり、リアルのATCを聞くこともよい学習方法でしょう。またパイロットの気持ちを知るために、自らパイロットになってVATSIM内でのフライトを行うのも方法の一つです。
このテキストではソフトウェアの設定、管制の基本知識の他、各セクションごとに必要と思われる知識を記載しています。あなたのレーティングに合わせて読み進めていってください。
なおVATJPNで管制する場合には原則としてVATJPN管制方式基準に従いますので、そちらも必要に応じて参照してください。
スキルアップは知識と経験の両方が必要です。また時には度胸も必要でしょう。失敗を恐れずにチャレンジしてみてください。