4.1.2 ノンレーダー空港への進入・出発とキャンセルIFR

ノンレーダー空港への進入・出発とキャンセルIFR

ノンレーダー空港への進入

ノンレーダー空港(レディオ・リモート空港)では、当該空港へ進入/出発しているIFR機は1機に限られます。これはレーダー管制が行われないために、必要な間隔を取らなければならないからです。
(参考:VATJPN管制方式基準(II)-7-(7)e)
従ってIFR機の進入を待機させる場合にはホールディングさせます。
このときIFRで出発している航空機がいたり、復行してミストアプローチを実施している航空機が発生した場合でも問題とならないように降下させすぎない(周囲のMEA+1000未満とならない)ようにします。

ノンレーダー空港への進入を許可する場合で、アプローチ管制が行われていない場合は、最終進入コースへ誘導したりしません。なおRNP ARアプローチが設定されていない空港では、計器進入方式を指定せずに発出することもできます。このときパイロットは自分が行うアプローチ方式を通報してきます。もし通報がなければパイロットに尋ねてみてください。

進入を許可します。
CLEARED FOR APPROACH.

JA815C, Cleared for approach to Fukue airport.
福江空港への進入を許可します。

Cleared for approach to Fukue airport. We'll make LOC RWY03 approach. JA815C.
福江空港への進入を許可。滑走路03へのLOC進入を実施します。

 

ノンレーダー空港からの出発

ノンレーダー空港から出発した出発機はレディオ・リモートよりハンドオフされます。イニシャルコンタクトでは高度等が通報されます。なお適当な高度でレーダー業務を開始する旨を伝え、その高度を通過したことを通報させます。

Naha control, JA815B. 5 miles north of Kasari. leaving 3500 for 11000.

JA815B, Naha Control, roger. Report leaving 5000 for radar pickup.

…

Naha control, JA815B. Leaving 5000.

JA815B, Naha control. Ident.

Ident, JA815B.

上記の手順で最後にレーダー識別を行い、レーダー業務を開始します。

 

キャンセルIFR

航空機の都合によりIFRをキャンセルすることがあります。なお管制側からキャンセルIFRを要求することはしません。

Fukuoka control. JA815C, Cancel IFR.

JA815C, roger. Cancel IFR, squawk VFR, maintain VMC.

キャンセルIFRの場合は自動的にレーダー業務は終了となりますので、"radar service terminated."という必要はありません。なお上記管制例にもありますが、スコークをVFR(1200)にさせることを通報してください。

 

ハンドオフ

進入許可を発出した後、レディオにハンドオフします。なおハンドオフ指示をもってレーダー業務は終了となりますので、"radar service terminated."という必要はありません。

VATSIMでは着陸するまできちんと点として表示されますが、レーダー業務を終了します。

JA815C, Contact Saga radio 114.75