VRCクイックスタートガイド日本語版
すぐにVRCで管制をはじめるには、以下の方法に沿って設定してみてください。
またコマンドリファレンスを読み、コマンドをいくつか入力してみてください。
VRCについてもっと知りたければ、ユーザーマニュアル(User Manual) 英語版を読んでください。
- VRCの最新バージョンをダウンロードしてください。
- ダウンロードしたインストールプログラムを実行してください。この操作により、ハードディスクにファイルをコピーし、オプションとして、VRCを実行するためのショートカットをデスクトップやプログラムメニューに設定します。
- デスクトップあるいはプログラムメニューからVRCを起動してください。すると、プロファイル選択(Profile Selection)ダイアログが現れます。
- 初期設定(Default) のプロファイルをダブルクリックするか、あるいはEnterキーを押します(プロファイルのリストにDefaultのみがある場合)。すると、レーダーウ インドウがひとつ表示されます。このときVRCは、最新バージョンを使って接続しているかの確認とともに、ネットワークからVATSIMのサーバーリスト をダウンロードします。
- 好きなようにウインドウの位置やサイズを変更してください。この最初のウインドウを「プライマリーディスプレイ(Primary Display)」と呼びます。この「プライマリーディスプレイ」にだけ、一番上にボタンバーが、一番下にテキスト入力ウインドウがあります。
- 「ツールメニュー(Tools)」から、「気象パネル(Weather Panel)」、「管制官リスト(Controller List)」、「出発・到着リスト(Arrivals & Departure List)」といった、さまざまなツールウインドウを開いて、好きなように位置を変更してみてください。
- 「設定メニュー(Settings)」から「一般設定(General...)」を選択し、すべてのオプションを調整します。これから就こうとしている管制ポジションに合った、aliasファイルとPOFファイルが指定あるかどうか確認してください。
- 設定ウインドウをOKボタンで閉じることで、変更した設定内容がセーブされます。
- 「設定メニュー(Settings)」から「音声デバイス(Audio Devices)」を選択し、音声入力および出力デバイスを正しく設定し、両方の音量レベルをとりあえず100%にします。
- 「設定メニュー(Settings)」から「マイク調整(Calibrate Mic...)」を選択し、画面指示に従いながらマイクの入力レベルを設定します。
- 「ファイルメニュー(File)」から「セクターファイルを開く(Open Sector..)」を選択し、セクターファイルを開きます。
- 「表示メニュー(View)」でセクターファイルの表示アイテムにチェックを入れたり外したりして設定します。
- 「ファイルメニュー(File)」から「接続(Connect..)」を選択します。
- ここで、コールサイン(周波数などの設定をしていなければ、まずは RJTT_OBSや名前のイニシャルなど、英字と"_OBS"の組み合わせでオブザーバーとして始めてください)、名前、VATSIMのIDとパスワー ド、管制機関(observerで始めてください)、レーティングを入力し、接続するサーバーを選択します。そして、接続(Connect)ボタンを押します。
- ボタンバーの2つ目をクリックしてください。このボタンには、コールサインとともに現在の世界標準時での時刻(日本よりマイナス9時間)が表示さ れ、このボタンによって、あなたのプライマリー周波数の設定内容がわかります。このボタンをクリックすると通信パネル(Communications Panel)が開きます。
- 「通信パネル(Communications Panel)」で、12個の未設定ボタンから1つを選びます。するとパネルが拡張され、周波数設定ボックスが表示されます。
- 4つの項目(管制機関の名前、周波数、音声サーバーのアドレス、および音声チャンネル)を入力し、「変更保存(Save Changes)」ボタンを押します。
- もし必要なら、他の未設定ボタンも押して、同じように設定します。
- 「設定メニュー(Settings)」から「色の設定(Color Profile)」、その後「現在の設定の修正(Modify Current...)を選ぶと画面の色の設定ができます。
- 「ファイルメニュー(File)」から「名前をつけてプロファイルを保存(Save Profile As..)」を選んで、新しいプロファイルで保存します。
- 新しいプロファイル名を入力し、OKボタンを押します。これで、すべての設定が保存され、次回起動時もこのプロファイルが利用できます。
- では、実際に管制官として接続してみましょう(レーティング試験を受けて、Studentレーティング以上になってから)。「ファイルメニュー(File)」から「切断(Disconnect)」を選びます。
- 「ファイルメニュー(File)」から「接続(Connect...)」を選び、実際に管制する機関(TowerやApproachなど)、コールサイン(RJFF_TWRやRJTT_APPなど)を使い、「接続(Connect)」ボタンを押します。
- サーバーへの接続が確認できたら、通信パネル(Communications Panel)を開きます(ボタンバーの最初のボタンをクリックするか、「ツールメニュー(Tools)」から「通信パネル(Comms Panel)」を選びます)。
- 通信パネルで、管制しようとしているポジションの周波数が表示されているボタンの左にあるチェックボックスにチェックを入れます。これによってプ ライマリー周波数(メインで使う周波数)が設定され、ボタンバーの最初のボタンに、この周波数が表示されているのがわかります。TX(送信)とRX(受 信)のボックスは自動的にチェックが入ります。
- もし音声通信を行うなら、この周波数に割り当てられた音声チャンネルに接続するために、HDST(ヘッドセット)あるいはSPKR(スピーカー)のチェックボックスにチェックを入れます。
- 通信パネルを閉じます。
- マウスのホイールでレーダーウインドウの拡大あるいは縮小、また、マウスの右ボタンを押しながらマウスを動かしてレーダーウインドウの移動を行います。
- ストリップの表示のしかたや、航空機のターゲットのトラッキングなどは、コマンドリファレンス(Command Reference)を参照してください。もし、すでにASRCでの操作に慣れているのであれば、ファンクションキーによるコマンドはほとんど同じです。
- 初期設定での送信キー(PTT; Push-to-Talk)は右CTRLキーになっていて、航空機選択キー(asel)は、+(プラス)キーになっています。
- 他の管制官とチャットを行うには、管制官リスト(Controller List)の中でダブルクリックを行います。
- グループでのチャットを行うには、プライマリディスプレイを選択して(ウインドウの下の方のコマンド入力ラインにテキストカーソルがある状態にして)、次のようなコマンドを入力します。.group mygroup 3A 3T 20 - このコマンドによって、mygroupという名前のチャットグループが作られ、3人の管制官がこのグループに入ります。それぞれの管制官の1文字あるいは2文字のIDは、管制官リスト(Controller List)に表示されています。
追記
- Tabキーを押すことで、プライマリディスプレイと最後に使ったチャットウインドウとの間で、カーソルが切り替わります。
- 個別のツールウインドウを閉じてしまっても、「ツールメニュー(Tools)」から再度表示することができます。
- それぞれのツールウインドウは、タイトルバーをダブルクリックすることで、丸まって小さくなります。
- 設定の変更をしたなら、次回起動時にもそのプロファイルで使えるようにするために、定期的に保存するようにしてください。
- VRCでは初期設定(Default profile)の上書き保存はできません。つまり、必要なら、いつでも初期設定のプロファイルを読み込むことができます。
- 特に、初めのうちは、コマンドリファレンス(Command Reference)を印刷、あるいはブックマークをつけておくとよいでしょう。
- VRCのすべての機能や特徴を確認するには、すぐにユーザーマニュアル(User Manual)を読むようにしてください。
- ではVATSIMでの管制を楽しんでください!