102c 紛争の防止

102c 紛争の防止

VATSIMのネットワークで飛ぶとき、できるだけリアルに近い環境を作ろうとしている他のパイロットや管制官と飛ぶことになります。各パイロットが知っているまた出来ると思われている基本的な手法があります。それは一人のパイロットの動作が他のパイロットや管制官に問題を与えるような状況にならないようにします。オンラインでフライトする前に、下記に書かれているをしっかり確認しましょう。このことを理解するとより価値ある経験を持つことができるでしょう。

まず何よりもほとんどすべてのことがシミュレートできることを覚えておきましょう。あなたが影響を与えている他のメンバーはすべて実際の人であり、あなたと同じようにまだ経験が浅いかもしれません。他のメンバーには尊敬、相互理解そして忍耐力を持って接しましょう。また各々がVATSIMで楽しむことはそれぞれで違っていてもかまいませんし、オープンで臨機応変な態度はみんなの楽しみを増やすのに貢献することでしょう。

紛争の防止

あなたは今、飛行日和で準備ができているとします。あなたはFlight Simulatorを起動して、好きな飛行機をロードします。SquawkBoxを使って接続すると仲間がいるでしょう。念入りにウェイポイントを書き込んで、"Connect"ボタンを押します。ログインすると、あなたがいるところには管制官はいませんでした。今回はOmahaを離陸してChicagoへ行くとしましょう。

Des Moinesにたどり着いたとき、CHI_CTRから交信を受けました。彼はRWY27Lでの着陸を予定していると伝えてきました。あなたのFMSはそれに準備できておらず、チャートを見つけるのにあわてて作業をします。この経過は非常に恐ろしいものです。結局あなたはチャートを見つけることができませんでした。あなたが聞きそびれたメッセージをスクロールすると、管制官が5分前にLSEへの直行コースに変えたのを見つけました。

「Direct LSE? こいつは一体何を考えているんだ?俺はちゃんとセットアップしたし、今からこのすばらしいフライトプランを変えなくちゃならないのか??」

あなたは「ご丁寧に」その指示を繰り返すためにすべてを大文字にして管制官に対してメッセージを送りつけました。

「N3256L, Climb and maintain FL330, Direct LSE for vector to ILS RWY 04R.」

Now that tares it. あなたはフライトレベル330に上昇したくないだけはなく、彼はあなたに対して使用滑走路をもう一回変えてしまいました。(フラストレーションのレベルが上がるのを感じますか?)

「Unable FL330. Request to remain at present altitude.」

「N3256L, Maintain current altitude. なぜLSEへの直行をしていないのですか?私はあなたのせいで衝突を引き起こしそうになりましたよ!」

あなたはカッと思い、こう返しました。「あんたのこの腐れた指示が意味をなさなかったから。」

さて次に来ることはおわかりですね。誰かがさっきのメッセージとともにDA_SUPを呼びました。彼はあなたが使った言葉について知りたがっていました。(ちぇっ、これはこの飛行機を飛ばすことほど十分困難で、今こんなダメな管制官と付き合っているのか…。さっきの管制官は俺にアプローチコースやILS周波数とか全然教えてくれなかったじゃないか。)あなたは無視することにしました。

これはどういうことでしょうか?私がDA_SUPによって禁止したメッセージを言うこと?彼はどんなにずうずうしいのでしょう。彼は一体誰なんだ?!私はVATSIMにメールをすることにし、彼らがこの人達を矯正することでしょう。今までこれに似た状況を経験したことはありませんか?かつてインターネット回線を通して、管制官やパイロットを殴ろうと思ったことはありませんか?

シミュレータを使ってフライトをすることは楽しいことです。しかしながら何かが抜けています。そしてProControllerやASRC、SquawkBoxが生まれました。今では飛んでいる間、あなたは他人と相互に影響し合うことができます。少なくとも私にとって、この趣味のすばらしいところだと思います。ただ不運にはそれがいくつかの災難を引き起こします。

私たちが覚えておかなければならないこと、管制官だろうがパイロットだろうが、他人は自分と同じくらい上手だというわけではありません。1万人のメンバーの中で、我々はものすごい多様性を持っています。多くの人に取って、英語は母国語ではないでしょう。それがときどきお互いの理解を難しくすることがあります。だから私たちは礼儀正しくならなければならないのです。

私が1分間に80語を打つことができるかもしれない間、他の誰かはゆっくりと正しくタイプをしていることもあるでしょう。この差は色んなケースにおいて要因の一つです。またボイスサーバが予想している交信品質を許可しないときもあります。誰もが高速な回線を持っているわけではありません。だから私たちは礼儀正しくならなければならないのです。

誰もそれぞれの計画を台無しにすることを望んでいるのではありません。何か起こったときには、自分のスキルを上げるように努力をしましょう。もし管制官が滑走路22の代わりに滑走路31Lを設定したのならば、あなたがその変化をどれくらい扱うことができるかを試してみてください。もし必要なチャートを持っていなければ、管制官にアドバイスを求めてください。ただし飛行機間の間隔を取ることが管制官の第一の仕事だということは覚えておいてください。出来るときには管制官はアシストするでしょう。

最後に2つのポイントを覚えておいてください。まず第一はこれはゲームであるということです。第2にもしあなたが望むのならば、完璧なフライトプランを使うときには、「切断」ボタンを押してそのままにしておいてください。楽しみは少ないかも知れませんが、あなたがキレて管制官をののしってVATSIMから長期追放となるのを防いでくれるでしょう。

それでは安全で快適な空の旅を。