VMC/IMC
ここに書いてあるすべての情報はVATSIMでフライトするためだけに使用します。実際のフライトでは使用しないでください。
気象状態には大きく分けて2種類あります。それはVMCとIMCです。
VMC
VMCとは有視界気象状態(Visual meteorological conditions)で、VFRによる飛行はこのVMC条件で行わなければなりません。ではVMCとはどういう条件でしょうか?下記にそれを示します。
- 3000メートル以上を飛行する場合
- 3000メートル未満を飛行する場合
- 管制区、管制圏、情報圏以外の空域を地表又は水面から300メートル以下の高度を飛行する場合
- 管制圏または情報圏にある飛行場
IMC
IMCとは計器気象状態(Instrument meteorological conditions)で上記のVMC以外の状況を言います。このときVFRで飛んではいけません。飛行中にこのような状況になった場合はIFRクリアランスを管制官にもらいましょう。
SVFRによる飛行
さてVFRで飛んでいたのに、空港まで目前なのにどんどんと状況が悪化してきました。このときにはSpecial VFRでの飛行が可能です。ただし下図に示すように地上視程が1500m以上ない場合はSVFRによる管制圏・情報圏での飛行はできません。
なおSVFRによる許可が出た場合は次のことを守ります。
- 雲から離れること。
- 視程が1500m以上となるようにすること。
- 地面が見えること。
- 管制官との連絡を保つこと。
管制圏・情報圏に入る場合の交信例
Kumamoto Tower, JA815C, Request special VFR landing.
A815C, Kumamoto Tower, Cleared to enter control zone 5 miles northwest of Kumamoto airport. Maintain special VFR conditions while in control zone.
管制圏・情報圏から出る場合の交信例
Kumamoto Tower, JA815C. Request special VFR departure to northwest.
JA815C, Kumamoto Tower, Cleared to leave control zone 5 miles northwest of Kumamoto airport, Maintain special VFR conditions while in control zone.
管制圏・情報圏を通過する場合の交信例
Kumamoto Tower, JA815C. Request special VFR to cross control zone.
JA815C, Kumamoto Tower, Cleared to cross control zone, Maintain special VFR conditions while in control zone.