A.OJTの実施要件
- 所定の条件を満たし筆記試験に合格している訓練生は、監督官付きであれば期限と実施空港・空域に制限なくOJTを実施できる。ただし、RJTG_FSSでのOJTは認められない。
※ソロトレーニングを希望する訓練生はD項を参照すること。
- 当該レーティングの筆記試験に合格し、フォーラムで「オンライントレーニング開始」のお知らせが投稿されていること。
※訓練生がソロトレーニング期間を設定した場合、自動でお知らせが投稿される。
ソロトレーニングを希望しない訓練生及びソロトレーニング期間の設定を保留としたい訓練生は、Controllers Training Teamにメールで申し出ることでお知らせが投稿される。
- 開局までに管制予約システムで告知を行い、メンバーに周知されていること。
- イベント時間帯のOJTは原則禁止とする。
※ここでのイベントとは、Events Planning Teamによる開催・有志による開催問わず、イベント一覧ページに掲載されたものを指す。
※イベント対象空港でのOJTについては、E項に定めるものとする。
B.OJTの告知について
- OJT(ソロトレーニングを含む)を実施する際は、必ず管制予約システムに登録し、メンバーに周知を行うこと。
その際、以下を明記すること。
・単独OJT、または監督付きOJTであること
・監督付きOJTの場合は監督者名、監督者募集中の場合はその旨のいずれか
・トレーニングの重点課題 ※自身の課題に合わせ記入すること
- 当日すでにログインしている管制官に監督を依頼したときなど、急遽OJTを実施する事になった場合でも開始前に必ず告知を行うこと。
- OJT実施に伴い、監督を募集するなど双方向の連絡が必要になる際は、フォーラムを併用してもよい。
※ただし、予約システムに必要事項は記載すること。
- フォーラムを利用する場合、告知スレッドは1訓練生につき1スレッドのみとし、該当スレッドに"返信"するかたちで告知を行い、OJTを行う度に新しいスレッドを立てないこと。
OJT実施時の管制予約の例
- 監督官付きOJT(監督官決定済み)の場合
- 監督官付きOJT(監督官未決定)の場合
- 単独OJTの場合
C.OJT中のルール
- OJT訓練生は、OJT監督官が同時にログインしている場合のみ、OJTを実施することができる。
OJT監督官とは、以下の a.〜d.を満たすC1レーティング以上を保持するVATJPN所属管制官を示す。- 監督官は、訓練生と同じポジションか、訓練実施空港を管轄内に含む上位ポジションとして訓練生と同時にログインしている必要がある。 ただし、訓練生がC1のOJTを行っている場合に限り、監督官は訓練空域に隣接するコントロールでログインすることも認められる。
※関西アプローチ、又は関西アプローチがターミナルレーダー管制を提供する空港でのOJTをコントロールで監督する場合、神戸コントロール、東京コントロールのどちらでも監督可能とする。
※那覇アプローチ、又は那覇アプローチがターミナルレーダー管制を提供する空港でのOJTをコントロールで監督する場合、神戸コントロール、福岡コントロールのどちらでも監督可能とする。
※セントレアアプローチ、又はセントレアアプローチがターミナルレーダー管制を提供する空港でのOJTをコントロールで監督する場合、神戸コントロール、東京コントロールのどちらでも監督可能とする。 - 監督官は、自身が監督をしている訓練生についてのみ、安全維持を目的として、交信をオーバーライドをすることができる。
- 監督官が1度に監督できる訓練生は1人までとする。
※ソロトレーニング中の訓練生に対して監督官は必須ではないが、監督官として指導する場合は他の訓練生の監督をすることはできない。
※Instructorによる指導、もしくはControllers Training Teamから特に許可を得ている場合はこの限りではない。 - 日本支部で試験を受けてC1レーティングを取得していること。或いはそれと同等のトレーニングを日本支部で受けていること。
- 監督官は、訓練生と同じポジションか、訓練実施空港を管轄内に含む上位ポジションとして訓練生と同時にログインしている必要がある。 ただし、訓練生がC1のOJTを行っている場合に限り、監督官は訓練空域に隣接するコントロールでログインすることも認められる。
- OJT訓練生は、D項に基づき条件を満たした者に限り、OJT監督官の監督なしでOJTを実施することができる。
- OJTを行う際は、コールサインの中間に、訓練生は"_T_"、監督者は"_I_"を挿入し、訓練生と監督官が明確に分かるようにすること。
- スーパーバイザー等から照会があった場合には、訓練生はOJTの監督者名を伝え監督者は訓練生名を照会者に伝えること。 また、ソロトレーニング中にスーパーバイザー等から照会があった場合には、自身のCIDを伝えるとともに以下のアドレスを照会者に伝えること。 http://vatjpn.org/clc/solo.txt
- TWRのOJT実施が予定されている空港、またはすでにTWRのOJTが行われている空港にDELやGNDでログインすることは原則禁止とする。
OJT実施時のログイン例
- 福岡アプローチでOJTをする場合
訓練生 RJFF_T_APP
監督官 RJFF_I_APPまたはRJBG_I_CTR
※RJBG空域のカバーの有無にかかわらず、RJTG_I_CTR、RJDG_I_CTRでの監督は不可。
- 神戸コントロールでOJTをする場合
訓練生 RJBG_T_CTR
監督官 RJDG_I_CTR、RJBG_I_CTRまたはRJTG_I_CTR
※訓練生が単独OJT空域でOJTを行う場合はRJTGとは隣接しないため、RJTG_I_CTRでの監督は不可。
D.ソロトレーニング制度の概要
- 以下の要件を満たした者に限り監督者を必要としないソロトレーニングを実施することができる。
- ソロトレーニング希望者はController Learning Centerにて下記6に定めるソロトレーニング空港・空域を選択すること。
なお、選択した空港・空域以外でソロトレーニングを行うことはできないので注意すること。
- ソロトレーニングが許可される期間は原則30日間とする。
設定した期間(30日間)が終了した後、ソロトレーニング期間の延長を希望する場合は、Controllers Training Teamの補習を受けることで30日間の延長が可能である。
- ソロトレーニングは最大でも90日とする。
- ソロトレーニング時の"EXTEND COVERAGE" は認められない。
- 各レーティングのソロトレーニング開始条件、及び指定空港・空域は以下の A)〜C)のとおりとする。
- TWR
- 筆記試験にて80%以上の正解率を得ること。
- TWRソロトレーニング指定空港は以下のとおりとする。
宮崎空港(RJFM_T_TWR)
鹿児島空港(RJFK_T_TWR)
広島空港(RJOA_T_TWR)
- APP
- DEL/GND/TWRでの業務時間が50時間以上に達していること("_T_"での開局時間は含まない)。
- TWRでのお披露目管制を行っていること。
- 上記2項を順序を問わず満たしたのち、筆記試験にて80%以上の正解率を得ること。
- S3ソロトレーニング指定空港は以下のとおりとする。
宮崎空港(RJFK_T_APP)
福岡空港(RJFF_T_APP)
- CTR
- APP(DEP/RDR含む)での業務時間が100時間以上に達していること("_T_"での開局時間は含まない)。
- APP(DEP/RDR含む)でのお披露目管制を行っていること。
- 上記2項を順序を問わず満たしたのち、筆記試験にて80%以上の正解率を得ること。
- C1単独OJT空域はSOP「東京・神戸ACC」で定める空域とする。
- TWR
E.イベント開催時のOJTについて
- 下記の条件を全てを満たした場合、Controllers Training Teamに事前にメールで申請を行い、許可を得ることでイベント開催空港にてOJTを実施できるものとする。
- 1-1. 直近30日間の合計OJT時間が下記以上であること。
S2OJT・・・30時間
S3OJT・・・20時間
C1OJT・・・15時間 - 1-2. 監督者の募集は当該イベント告知スレッドでのみ出来るものとする。
※イベント開始時間までに当該スレッド上で監督者が見つからなかった場合はOJTの実施が出来ない。
※イベント中の管制官に監督を依頼することはできない。
- 1-1. 直近30日間の合計OJT時間が下記以上であること。
- 初心者歓迎イベント、またはEvents Planning Teamが特段定めたイベントでのOJTは禁止とする。
※Controllers Training TeamによりE項1-1の条件を満たしていることが確認でき次第、原則許可されます。
ただし、イベントの規模や性質を考慮し、訓練生の技量に対し極端にトラフィック量が増大することが予想されるなどの場合、イベントOJT実施の許可がされないことがあります。
F.改正に伴う特例事項
- 2022年3月24日 C1 OJT専用空域設定に伴う特例
C1 OJT専用空域(RJBG_T_CTR)が設定された。
これに伴い、旧RJBG_T_CTR(那覇エリア)指定の訓練生は全て現RJBG_T_CTRに移行するものとする - 2013年12月12日 S2訓練空港の変更に伴う特例
S2TWR訓練の訓練地から帯広空港が除外され、広島空港に変更された。
これに伴い、すでに帯広空港を選択している訓練生に限り、訓練空港を再選択することを認める。
G.改正履歴
- 2024年10月1日 空域改訂に伴い、セントレアアプローチの監督を東京ACC及び神戸ACCどちらからも行うことができるよう改訂した。C1単独OJT空域についてはSOPで定めることとした。 (yuniyuni33@VATJPN2)
- 2024年8月3日 VRCアップデートに伴いATIS Makerが廃止された為、OJT IN PROGRESSの記載を必須としないこととした。(hiroki002j@VATJPN41)
- 2023年3月13日 監督資格についての規則を見直し、項番を変更しました。(exken@VATJPN40)
- C-1項「OJT中のルール」の項番を変更
- C-1-d を追加
- 2022年3月24日 西日本ACC上下分離に伴う変更を実施しました。(exken@VATJPN40)
- D項 6-A 「C1 OJT専用空域」を新規に設定、C1ソロトレーニング指定空域の変更。
- F項「C1 OJT専用空域設定に伴う特例」を追加。
- 2021年7月21日 項目の整理・追加を実施しました。(exken@VATJPN40)
- A項「OJTの実施要件」を整理
- B項「OJTの告知について」を追加
- その他細かな文言の修正
- 2020年04月25日 イベント開催時のOJTついての決まりを明確化しました。(exken@VATJPN40)
- 2014年10月22日 OJT監督官についての決まりを明確化しました。(Lui@VATJPN3)
- ≪OJT実施時のルールについて≫における監督官についての規則の明文化
- ≪ソロトレーニング制度の概要≫の記述の整理
- 2に伴う≪ソロトレーニング開始の条件≫の削除
- 単独OJTと監督付OJTの区別についての記述の補足