レーティングアップの流れとお披露目管制
レーティングアップの流れ
1.CID連携
すべての試験を受験するには、VATJPNのユーザーIDとVATSIM "CID"を紐づける「CID連携」が必要です。
CID連携は、Controllers Training Teamで確認後登録します。
必要な方は、以下の情報を明記し vatjpn_tt@vatjpn.org までご連絡ください。
- CID
- VATSIM登録の名前(本名・英語のまま)
- VATJPNのユーザーID
- メールアドレス(VATSIMとVATJPNの登録メールアドレスが違う場合は両方)
※スタッフが手動で確認・登録作業を行っている都合上お時間をいただく場合があります。
2. 教材自習/見学学習
CRCやVATJPN管制方式基準、もしくはオンラインATCのオブザーブを通して、必要な知識を身につけてください。
筆記試験を受けるタイミングはご自身で判断いただいて構いません。
なお、不合格になった場合、連続して受験することは出来ません。再度受験する際は一週間以上開けてください。
3. 筆記試験受験
筆記試験を受験するには、受験するレーティングによって条件があります。
システム上チェックが入らない条件については、条件を満たしていなくても受験が可能な場合がありますが、その場合は筆記試験の結果に関わらず不合格として取り扱います。
ご自身の正確なログイン時間はこちらからご確認ください。
- S2筆記試験
- CID連携が完了していること
- 日本支部所属であること
- VATSIMへのログイン時間が1時間以上であること(パイロット・オブザーバー問わず)
- S3筆記試験
- 日本支部所属であること
- S2のお披露目管制を行なっていること
- S2レーティングでの管制業務時間が50時間以上であること(OJT、OBS、ATISの時間は含まない)
- C1筆記試験
- 日本支部所属であること
- S3のお披露目管制を行なっていること
- APP/DEPとしての管制業務時間が100時間以上であること(OJT、OBS、ATISの時間は含まない)
4. 筆記試験合格
筆記試験は80%以上の正解率で合格です。試験が終わると自動的に採点結果が表示されますので、合格された場合は合格者用ページの案内に従って手続きを進めてください。
S1筆記試験合格後の注意点
- S1筆記試験に合格した場合、VATSIMへの資格情報照会等、一連の手続きの後にS1レーティングが付与されます。
この手続きにかかる時間は受験者により異なることがありますが、概ね3日程度を想定してください。場合によっては、7日程度を要する場合もあります。 - S1筆記試験合格後、全手続きが終了すると、VATSIMから英文のVATSIM Rating change notificationが配信されます。
このメールが届くまではシステム上S1レーティングは付与されておらず、VATJPN内での表示や単独OJT期間の登録等に関わらずS1としてログインすることはできません。 - S1レーティング付与手続き中の単独OJT期間設定は避けることを強くお勧めします。手続きの遅れによる単独OJT期間の浪費については一切補償できません。S1レーティング付与手続き中であっても、初回講習のリクエストを出していただくことは可能です。
- 筆記試験合格後、7日経ってもNotiificationが届かない場合は、ご自身が受験資格を確実に満たしていたかどうかを確認した後、メールにてControllers Training Teamまでお問い合わせください。
- 筆記試験に合格したにもかかわらずS1レーティング付与が認められない主な原因には、以下のような場合があります。
- 受験条件を満たしていなかった場合(特にログイン時間等)
- VATSIM IDに不備が認められる場合(凍結IDの利用、重複IDの取得、偽名での登録等)
筆記試験合格後、初回講習および単独OJT期間の設定を一切行わずに監督付きOJTを行うことは可能です。
その場合は必ず、ご自身の受験が有効であったこと、S1の場合はレーティングが付与されたことを確認したうえで、Controllers Training Teamに単独OJT期間の設定をせずOJTを開始する旨を連絡してください。
資格を満たしていなかったにもかかわらず上位レーティングのOJTを自己判断で始めてしまった場合、VATSIMの各種規定に抵触しID停止の処分等が下される場合があります。
【初回講習について】
初回講習は原則単独OJT期間を開始された方には実施しません。ただし、1度目の実技試験において初回講習レベルの内容が身についていないと判断された場合には、実技試験を中断し初回講習とほぼ同様の内容の講習を実施することがあります。(1度目の単独OJTが無駄になります)
5. OJT実施
OJTについて
実際に業務をしながら実技試験突破に必要な技量を身につけるための訓練です。
すでに上位の資格をお持ちの方に監督をお願いした場合、アドバイスを受けることもできます。
一人で考え込むよりもはるかに効率よく技量の向上が図れますので、積極的な実施をおすすめします。
監督官を募集する際は、フォーラムで募集・調整するか、オンライン上の管制官に直接チャットでお願いしてみましょう。
また、監督の募集の有無に係わらず、OJT実施の際は、必ず下記項目を管制予約システムの備考/告知欄に記述してください。
- 単独OJT、または監督付OJTのどちらか
- 監督付きOJTの場合は監督者名、監督者募集中の場合はその旨のいずれか
- トレーニングの重点課題(自身の課題に合わせて記入すること)
OJT実施の際の詳細なルールは、管制試験OJT実施の際のルール にて随時改定されます。
OJTを行う訓練生及びご協力いただく監督者の方は、かならず上記ルールをご確認いただくようお願いします。
・監督者募集例
次のレーティングに向け福岡アプローチでOJTを実施したいと思います。 監督としてご協力いただける方を募集します。どうぞよろしくお願いします。 実施空港:RJFF_APP 実施日時:1230Z~1400Z(監督の方の都合に合わせて調整可能です) 実施項目:ビジュアルアプローチ・TCAアドバイザリー ビジュアルアプローチの練習のため、ビジュアル中心の運用にしたいと思います。 ビジュアルが厳しい方は、ILSをリクエストしてください。
単独OJTについて
単独OJTを実施する場合は、予め単独OJT空港と期間をコントローラーラーニングセンターから予め登録してください。
指定空港/期間以外でのOJTは監督者の下でのみ許されます。
OJT実施の際の詳細なルールは、管制試験OJT実施の際のルール にて随時改定されます。
OJTを行う訓練生、及びご協力いただく監督者の方は、かならず上記ルールをご確認いただくようお願いします。
単独OJT期間が終了してしまった場合で、単独OJTを継続したい場合には延長講習が必要です。
延長はコントローラーラーニングセンターから2回までリクエストすることができます(計3期間)。
2回目の延長期間(計3期間)が終了した場合には通常の監督付きOJTのみが可能です。
6. 実技試験受験
実技試験を受けるタイミングはご自身で判断いただけますが、用語・運用両面で全ての基準に満たないと合格できません。
試験の申し込みは、コントローラーラーニングセンターから行ってください。
講習・試験申し込みや期間設定は、メールではなく、全てラーニングセンターから申請してください。
メールによる期間設定や講習・試験申し込みは受け付けかねますのでご了承ください。
実技試験受験の要件
- それぞれ受験するレーティングのOJTを実施中であること
- 前回の実技試験が不合格の場合は、前回の実技試験以降9時間以上のOJTを実施していること。
要件を満たしていない場合はリクエストを却下します。
7. 実技試験合格後
実技試験に合格すると、新レーティングでの単独ログインが可能となります。
次のレーティングの受験に向けて、様々な空港での開局経験を積みつつログイン時間を重ね、任意のタイミングでお披露目管制を行ってください。
お披露目管制について
レーティングアップを果たされた時には、必ずフォーラムで告知をしてみなさんにあなたのレーティングアップをお披露目をしてください。
実施のタイミングは任意ですが、次のレーティングの筆記試験を受験するまでには実施する必要があります。
(例)
みなさん、オンラインOJTの際には大変お世話になり有難うございました。 おかげさまでS3(TMA CONTROLLER) に昇進することができました。 感謝の気持ちを込めて下記のとおりお披露目管制を行いたいと思います。 日時:X月Y日(金) 2200~2400(日本時間) 場所:新潟アプローチ(RJSN_APP) たくさんのお越しをお待ちしています。 よろしくお願いいたします。